感温相分離液体による金属の抽出

●感温相分離液体で均一溶液から、金、白金、パラジウムを抽出
●工業原料から製造容易
●感温相分離液体が抽出剤を兼ねるので抽出剤は不要

従来技術

●一般には貴金属の抽出には抽出剤と非水溶性有機溶媒が必要。
●従来の貴金属抽出剤は複雑な構造のものが多く、安価入手が困難。
●同コンセプトのグリコール系感温液体は、白金およびパラジウムは抽出不可。

本技術の特徴

入手容易な感温相分離液体による抽出
◆感温相分離液体は工業原料から短工程で安価大量製造可能。

◆感温相分離液体が抽出剤と抽出溶媒を兼ねる。高抽出効率。
①貴金属に対し抽出剤を過剰に使用可能
②均一溶液からの抽出

◆感温相分離は貴液体抽出金属選択性がある。

◆感温相分離液体は非グリコール系化合物。爆発性の過酸化物を生じる懸念小。

今後の展開/KRIからのご提案

<今後の展開>
●置換基改変など分子設計、複数化合物混合など材料設計
⇒相分離様式の改善(温度、相分離組成)、抽出効率の改善、抽出選択率の改善

<ご提案>
●感温相分離を利用した貴金属など有用物質抽出システム、有害物質除去システムの設計・構築
【特許出願中】

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スマートマテリアル研究センター