KRIニュースレター 第53号
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《環境・エネルギー材料》 フェロ&ピコシステム研究部 フェロ&ピコシステム研究部長 藤井 泰久 フェロ&ピコシステム研究部では、MEMSと磁石&磁気工学を基盤技術とし、微量センシング、マイクロ発電、流体システム、磁石材料、磁気応用の研究・開発に取り組んでおります。また、磁石材料特性評価&解析、磁石市場&技術調査、MEMS微細加工全般等、皆様のご要望に応じてきめ細かく対応しております。 技術領域 ・エネルギーハーベスティング(磁気、圧電、熱) ・各種センサー ・人工筋肉 ・磁気アクチュエータ・健康・医療センシング(唾液・匂い) ・熱輸送・冷却(磁性流体方式、ポンプ方式)・新規磁石材料 ・磁気測定 ・磁気物性とメカニズム解析 ・磁気分離 ・磁気粘弾性体 KRIからの新規提案 ◆温度可変対応型高感度磁気測定(VSM)の受託測定ご紹介 磁性体の高感度測定が可能な振動試料型磁力計(VSM:Vibrating Sample Magnetometer)を新規導入しました。 VSMは、磁性体をある一定周波数、振幅で振動させ、電磁石側に取り付けたサーチコイルの磁化を検出します。出力をロックインアンプで高感度増幅させているため、通常の強磁性体だけでなく、一部の反磁性や常磁性体の弱い磁性体でも測定可能です。 液体窒素温度の低温〜900℃までの連続磁気測定ができるため、「キュリー温度」、「磁気相転移温度」、「相同定」等のデータ取得が可能となります。また、電磁石は回転型であり、磁化特性の方位依存性、即ち配向度も測定可能です。〈主な測定条件〉温度、印加磁場、磁化感度レンジ、試料重量、試料形状(粉末、薄膜、バルク)、試料密度、寸法他

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