SDGs、カーボンニュートラルといった社会的要求を背景として、リチウムイオン電池の需要は右肩上がりの伸長を見せています。世界的に、益々その重要性が高まりを見せる一方で、国家間の利害関係や国や企業のおもわくも絡んで混沌とする蓄電社会において、これからの資源・環境課題や社会インフラへの適用にスポットを充てて議論していきます。聴講される皆様には、蓄電池の在り方や蓄電社会の今後の進む方向について考える一助となれば幸いです。
挨拶
株式会社KRI 常務執行役員
木下 肇
ワークショップ開催にあたり
旭化成株式会社 名誉フェロー
株式会社KRI 特別顧問
吉野 彰氏
EVのゆくえと各国のおもわく
〜ポリシーメーカーによる雇用・資源獲得政策としてのEVシフト、
モノづくりから価値づくりへの発想の転換〜
Mobility Open Blockchain Initiative 理事
株式会社伊藤忠総研 上席主任研究員
深尾 三四郎氏
休憩・オンラインポスターセッション(チャット)
12:00〜13:00は一部のポスターで弊社研究員が皆様のご質問にリアルタイムでお答えします。
リチウムイオン電池リサイクルの取り組みについて
〜リサイクルの本質的な課題とはなにか、そして中長期対応は〜
一般社団法人日本自動車工業会 環境技術・政策委員会 リサイクル・廃棄物部会 部会長
嶋村 高士氏
社会インフラとしての蓄電システム活用の動向と課題・対応について
独立行政法人製品評価技術基盤機構 国際評価技術本部 国際規格課 技術アドバイザー
田中 晃司氏
脱レアメタルに対する動向と資源課題への対応
〜元素戦略電池の開発動向〜
国立大学法人京都大学 大学院人間・環境学研究科 人間・環境学専攻 教授
内本 喜晴氏
パネルディスカッション
「蓄電社会、このまま進むのか?」
〜蓄電池と資源、リサイクル、社会インフラをどう考える〜
モデレータ:吉野 彰氏
パネリスト:深尾 三四郎氏、嶋村 高士氏、田中 晃司氏、内本 喜晴氏
爆発的な拡大を続ける一方で、様々な規制も進みつつある蓄電社会において、国家間の利害関係や国家のおもわくは? 資源は大丈夫なのか? リサイクルは?社会インフラは大丈夫なのか?そんな疑問をテーマに議論する予定です。
Beyond 5G(6G)は、2030年代に導入される次世代の情報通信インフラであり、
あらゆる産業や社会活動の基盤になると言われています。
このような次世代の通信インフラ実現により、「高速・大容量」「低遅延」「多数同時接続」の他、
「超低消費電力」「通信カバレッジの拡張性」「自立性」「超安全・信頼性」など多くの機能実現が
期待されている一方で、多くの技術的なブレークスルーが求められています。
本ワークショップでは、
『次世代通信分野における今後の動向や求められる技術はどのようなものか?』
『どのような技術開発や革新が進められているのか?』
といったキーとなる取組や技術について、本分野のフロントランナーをお招きしてご講演頂きます。
また、現地展示ブースにおいては、KRIの新たな挑戦についてご紹介させて頂くとともに、以下ご協賛のみなさまからも技術や材料をご紹介頂きます。
*株式会社フォトニック・エッジ:「電磁波可視化技術の応用等」
*株式会社魁半導体:「プラズマ処理による次世代通信向け技術応用」
*SPACECOOL株式会社:「メタ構造による熱対策製品応用」
*大阪ガスリキッド株式会社:「低誘電素材の粉体化技術」
*東北大学:「メタマテリアル研究革新拠点(Meta-RIC)の活動について」
*名古屋工業大学:「形態アクティブ制御技術の音響メタマテリアル的応用」
※)デバイス、評価装置、材料などの展示も行います。
開会挨拶
株式会社KRI スマートマテリアル研究センター
スマートマテリアル研究センター長
荘所 大策
デジタル社会を支える次世代ネットワーク
ソフトバンク株式会社 先端技術研究所
先端無線部 6G研究課 課長
矢吹 歩氏
光技術が拓くテラヘルツ無線
国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学
大学院工学研究科 電気電子・情報工学科 教授
久武 信太郎氏
メタマテリアル技術の可能性
国立大学法人東北大学
大学院工学研究科 ロボティクス専攻 教授
金森 義明氏
オンライン会場に技術ポスターを展示しています。問合せボタン・商談予約ボタンよりご連絡いただきましたら、後日ご回答します。
Beyond 5G時代に求められる部品・材料技術
株式会社村田製作所 高周波デバイス事業部
商品技術部 部長
丹南 裕一氏
次世代通信で求められる電磁波制御部材
大日本印刷株式会社 研究開発・事業化推進センター
基盤技術開発本部 パターニング製品開発ユニット 開発第1部第2課
喜 直信氏
オンライン会場に技術ポスターを展示しています。問合せボタン・商談予約ボタンよりご連絡いただきましたら、後日ご回答します。
次世代通信技術:Beyond5G/6G/IOWNが切り拓く未来の世界
株式会社NTTドコモ
6Gネットワークイノベーション部 担当部長
永田 聡氏
閉会挨拶
株式会社KRI 執行役員
福井 俊巳
2050年のカーボンニュートラル達成を目指し、KRIではこれまでに培ってきた保有技術を駆使してクライアントの研究開発をご支援しております。必要とされる技術分野やアプローチは多岐に亘ることから、クライアントのニーズに応じた多様なソリューションを提供してまいりました。本ワークショップでは、KRI研究員が各々の得意技術を生かして取り組んだ、CO2の分離回収や有効活用、電解による水素製造、バイオものづくり、プラスチックなどのリデュース、リサイクル技術に関する事例についてお話しいたします。
各講演後のQ&Aではチャットのご質問に研究員がリアルタイムでお答えします。講演中も受付けておりますので、どしどしご質問ください。(時間の都合で後日のご回答とさせていただく場合がございます)
オンラインポスターセッション(チャット)
一部のポスターで弊社研究員が皆様のご質問にリアルタイムでお答えします。
開会の挨拶
株式会社KRI 取締役執行役員
電気化学デバイス部長
松田 敏彦
カーボンニュートラルを実現するプロセス開発への取組み
株式会社KRI
環境化学プロセス研究部 CNプロセス研究室長
白石 浩憲
当研究室ではカーボンニュートラル実現のため、排気や大気中からのCO2分離、バイオマスや廃プラスチックの合成ガス化や直接炭化プロセスなどの開発をご支援しています。実例を交えつつ取組みをご紹介します。
空気中CO2分離吸収技術の開発
株式会社KRI
電気化学デバイス研究部
定塚 哲也
カーボンニュートラル社会の実現の為には、大規模なプラント以外に居住区域などでもCO2を回収する施設が必要です。本講演では小型、分散化に向いているAEMを用いた電気的CO2分離や電解技術についての取り組みを紹介します。
CO2資化微生物の探索と活用
株式会社KRI
センシングバイオ研究部
平瀬 辰朗
CO2資化微生物を用いたバイオものづくりが近年着目を集めています。技術トレンドをご説明するとともに当部での取り組み実例(資化菌の高速スクリーニング,微生物電解によるギ酸への変換等)をご紹介します。
電解デバイスの電極開発
株式会社KRI
電気化学デバイス研究部 ECデバイス物性研究室
朝倉 典昭
持続可能な未来の実現に向け、二酸化炭素を出さないあるいは増やさないための取り組みが求められています。本講演では二酸化炭素を資源に変える「電解デバイス」や水素を作る「水電解」の電極開発と評価解析についてご紹介します。
ポスターセッション
オンライン会場に技術ポスターを展示しています。問合せボタン・商談予約ボタンよりご連絡いただきましたら、後日ご回答します。
CO2有効利用のための触媒プロセス開発
株式会社KRI
環境化学プロセス研究部 グリーンプロセス研究室長
池内 武志
CO2をグリーン水素を用いて多様な炭素化合物に変換し、再利用するカーボンリサイクルが推進されています。本講演では、CO2を燃料化するための触媒プロセスについて事例を交えてご紹介します。
アップサイクル技術-発酵による未利用資源の活用
株式会社KRI
センシングバイオ研究部長
多田 孝清
循環経済ビジョン2020が公表され、廃棄物、未利用資源から付加価値の高い再生品・素材を生み出す「アップサイクル」に注目が集まっています。本ワークショップでは、発酵・酵素技術を活用したアップサイクル事例についてご紹介します。
FRPリサイクルを支える構造解析 〜強化繊維の]線CT最新解析法〜
株式会社KRI
解析研究センター 構造解析室
大澤 拓児
FRPのリサイクルにおいて、強化繊維の割れや変形などの状態変化を把握することは重要です。ここでは放射光も含めた]線CT測定と画像解析を利用して繊維を抽出し、形状や配向など解析する技術を紹介します。
プラスチック削減に寄与する劣化長もち研究〜オリジナル加速試験による材料選定〜
株式会社KRI
解析研究センター長
本間 秀和
プラスチック削減に長寿命原料の選定は有用です。ここでは温水用ポリエチレンについて、劣化メカニズムからオリジナルな加速試験で最適な原料を探索した例を示します。また劣化の予兆診断を検討した結果も紹介します。
閉会の挨拶
株式会社KRI
環境化学プロセス研究部長
黒本 雅哲