カーボンナノカプセル化LiMnPO4ナノ粒子
●カーボン層厚3nm未満
●LiMnPO4ナノ粒子合成後、これを大気中、400℃で焼成するだけでカプセル化
概要
- 背景
・LiMnPO4粒子(Liイオン電池正極材)の低電気伝導性改善のため、粒子表面にカーボン層形成。・従来法では、カーボン層の厚みや均一性のコントロールが難しい。工程が多いのでコスト高。 - 目的
シンプルな方法でカーボンカプセル化LiMnPO4ナノ粒子を作製。 - 手段
ソルボサーマル法により表面にグリコール吸着層が形成されたLiMnPO4ナノ粒子を作製し、焼成。
本技術の特徴
- 簡単な作製工程
・連続式製造方法(図2)により、3〜4g/2hrでLiMnPO4ナノ粒子の作製が可能。
- 粒子について
・粒子径30nm程度の独立粒子、高結晶性(図3)・カーボン層厚は0.5〜2nmで、粒子全面を覆う(図4)・Liイオン電池正極としての性能確認済


今後の展開
●今後、電極材としての性能向上のために粒子径を小さくすること、性能評価、低コスト化、実用化などについて受託研究を行っていく予定である。
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