エネルギー材料研究部

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希土類ドープ有機無機ナノ複合光学材料

光学特性

本来量子論的に禁制の4f殻内電子遷移が誘起されることによって、各希土類元素固有の多様な分光吸収特性を発現します。

有機溶媒中のネオジウム(Nd)による分光吸収スペクトル

図3 有機溶媒中のネオジウム(Nd)による分光吸収スペクトル



プラセオジウム(Pr)特有の色を呈した有機溶媒分散液(濃度5%)エルビウム(Er)特有の色を呈した有機溶媒分散液(濃度5%)

図4 プラセオジウム(Pr)(左)とエルビウム(Er)(右)特有の色を呈した有機溶媒分散液(濃度5%)



また、4f殻内間電子遷移や5d→4f遷移に伴う発光過程も発現します。酸素やカウンター金属の配位によって、消光が抑制されているものと考えられます。

有機溶媒中におけるセリウム(Ce)の発光の様子有機溶媒中におけるテルビウム(Tb)の発光の様子有機溶媒中におけるユーロピウム(Eu)の発光の様子

図5 左から、有機溶媒中におけるセリウム(Ce)、テルビウム(Tb)、ユーロピウム(Eu)の発光の様子。(励起波長は380nm)

プロジェクト責任者・連絡先
株式会社KRI エネルギー材料研究部 福井俊巳 博士(工学)
TEL:075-322-6832
fax:075-315-3095
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