熱伝導材料開発支援ツールのご紹介

●熱伝導異方性、熱伝導斑等の測定が可能な新規評価装置のご紹介
●熱伝導材料への応用に関して研究開発のスピードアップを支援

背景・目的

熱マネジメントの重要性は年々増大しており、そのような中、絶縁性と熱伝導性の両立や熱伝導異方性の制御などが課題となっている。しかしながら、代表的な熱伝導測定法であるレーザーフラッシュ法では熱伝導異方性を把握することは困難である他、絶縁且つ高い熱伝導性を有するフィラー材は限定される。そこで、これまで蓄積したフィラー分散技術、ポリマーアロイ技術、新規有機フィラー材料をベースに本分野における技術開発を加速、またサポートすることを目的に下記のような新規熱伝導評価装置を導入したのでご紹介する。

新規熱伝導性測定装置を利用した応用分析例

1.マッピング測定による熱伝導欠陥分析
熱拡散率のマッピング測定により、積層体の剥離や空隙などの欠陥情報を把握できるほか、フィラーの配向による熱伝導斑などを把握可能 

2.繊維の熱伝導率測定
25μmと非常に細い繊維の熱拡散率測定も可能

KRIからのご提案

●新規熱伝導評価装置を用いた開発支援(異方性分析、欠陥解析等の総合的な分析及び開発)
●KRIシーズ(フィラー分散技術や新規フィラー技術)の熱マネジメント技術への応用提案

この内容に関するお問い合わせ

スマートマテリアル研究センター