抗体を使わないバイオセンシング

〜分子インプリンティング材料の利用〜

分子インプリンティングによる分子認識材料の合成により 抗体に替わるバイオ機能材料としての可能性を検証します

目的・背景

  • 分子インプリンティングは、標的物質を鋳型とした分子認識材料の合成法で、特異的な結合部位および空間を創出できます
  • 高選択性と吸着力を持つ材料を、安価に安定的に合成し、抗体に替わるバイオセンシング材料としての可能性を検証します

コンセプトと検討内容

検討内容

  • ・標的物質(鋳型物質)選定
  • ・プローブモノマー化
  • ・鋳型物質-プローブモノマー複合体形成と重合(ポリマー材料、重合方法、ES法等の検討)
  • 分子認識空間(キャビティ)の安定化(KRI特許:特開平11-057461)
  • ・鋳型物質除去(酸、UV照射、熱処理等の検討)
  • ・分子認識材料としての評価(表面プラズモン共鳴など)

KRIからのご提案

標的物質に対するテーラーメードの選択性

  • →標的物質の鋳型部分を適宜選択
  • →プローブモノマーのデザインによりキャビティサイズを最適化

刺激応答性材料との複合化

  • →光応答性、熱応答性樹脂などとの複合で、機能発現のタイミングを調整

この内容に関するお問い合わせ

スマートマテリアル研究センター