表面改質技術を利用した機能性付与

表面改質の技術を活用し、狙いの機能を付与した高性能触媒層を開発します。

目的・背景

燃料電池の本格的な普及に向け、触媒層のより一層の性能向上が求められています。我々は、「表面改質」というアプローチで触媒層の構成部材への機能性付与に取り組んでおり、本技術を活用した部材間の相互作用の最適化や各部材の課題の克服により、触媒層としての高性能化を図ります。

本技術の特徴

精密有機合成技術による各種材料表面機能のチューニング

KRIからのご提案

A 水管理機能を有する電極触媒層の開発

触媒表面あるいは炭素材料表面に機能性側鎖を導入することで、任意の温度で水の保持 (親水性) と水の排除 (疎水性) 機能が変化する高活性触媒層を開発します。

B 水素リーク抑制電解質膜の開発

電解質膜表面への官能基導入による水素リーク抑制膜を開発します。予備検証の結果、親疎水性の制御が可能であることや、水素リークの抑制効果を確認しております。

この内容に関するお問い合わせ

電気化学デバイス研究部