プラスチック分解微生物の探索および高速育種

KRIの微生物利用ワンストップサービスによる
プラスチック分解微生物の開発をご提案します。

目的・背景

近年,廃プラスチックが環境問題として挙がっており,特にマイクロプラスチックの海洋汚染は生物濃縮によるヒトへの健康被害も懸念されています。このため,廃プラスチックを短期間で浄化できる微生物の開発ニーズは高いと考えられます。

本技術の特徴

KRIでは,微生物探索・単離・評価・育種においてコア技術を有しており,ワンストップでの新規微生物の活用サポートをご提供しています。

【プラスチック分解菌の探索】
プラスチック分解菌を探索するために,適切な場所から環境サンプルを収集します。環境サンプル中にプラスチック分解菌が存在しているかについては,ポリオレフィンを分解可能な酵素遺伝子を指標にPCR法を用いて判定します。
【プラスチック分解菌の単離】
プラスチック分解菌を含む環境サンプルから微生物高速分離装置を活用し,ポリオレフィン分解性を指標に当該菌を培養・単離します。
【プラスチック分解菌評価】
単離したプラスチック分解菌について性能評価を行い,実用化に必要な目標性能と比較します。
【プラスチック高分解菌育種】
単離した菌が目標性能より低かった場合,変異原カクテルによる高速育種を実施し,高分解性を獲得したスーパープラスチック分解菌を作製します。作製した分解菌は非組み換え生物であることから,海洋等の自然環境において活用可能です。

この内容に関するお問い合わせ

センシングバイオ研究部