大型TGによる複合プラスチックから有用材料の回収

KRIの保有する大型TG(熱重量)分析装置を用いると、数10g程度のサンプルをそのままの形で、
加熱炉で加熱しながら連続的に重量変化を測定することができます。

複合プラスチックでできた部品の廃材をそのままの形でTG測定にかけられ、途中で止めて分析・観察もできるので、熱処理だけで、例えば、CFRPからのCFのリサイクルなど、有用物質の回収が可能かどうかを検討するのに適しています。様々な雰囲気下で、実物の形状のまま測定できることから、実用的な処理条件の検討を行うことができます。

大型TG(熱重量)分析装置

  • ●測定かごにサンプルを入れて、装置に設置して、加熱炉で昇温しながら、サンプルの重量を連続的に測定します。
  • ●空の測定かごの昇温、重量測定試験では、天秤のドリフトは小さく、精度よくサンプルの重量が測定できます。

CF複合材料からのCFの回収

  • ●気360℃付近でバインダー樹脂の分解開始

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環境化学プロセス研究部