有機合成反応によるカーボン表面への機能性付与

化学構造を分子レベルでチューニング可能な精密有機合成技術をもとに、カーボン材料表面に官能基を導入し、機能性カーボン材料を開発します。

保有技術

カーボン材料表面に存在する種々の極性官能基に対し、官能基選択的な有機合成反応で狙いの位置に狙う機能を導入します。本手法は、導入点が局所的であることを活かすことで、導入する機能性分子の設計次第でさまざまな展開が可能です。

■展開例
 A:ウイルスなどの抗原を認識する抗体模擬分子の導入による抗菌作用の付与
 B:トレハロース構造の導入による反応点近傍への保水機能の導入
 C:クラウンエーテル構造の導入による金属イオン捕捉能の付与
 D:カーボン表面に存在する反応点を探索するプローブ分子の開発

KRIからのご提案

カーボン触媒の活性点探索
触媒活性点との親和性と、外部検出機能として刺激応答性を併せ持つ機能性プローブ分子を設計・合成し、カーボン触媒の活性点の探索を行うご提案です。

この内容に関するお問い合わせ

電気化学デバイス研究部