⁶Li固体NMRのLIB材料への展開

〜多核NMR、固体NMRの受託分析〜

Li3PO46Li NMR測定により、2種類のLiの状態を識別できました。分解能に優れる6Li核に着目することで、固体状態のLi状態分析が可能です。

目的・背景

・Liイオン電池の活物質、電極材料中でのLiの状態は特性向上、品質管理の面からも重要です。
6Liは天然同位体比 約7.6%、長い緩和時間のため測定時間を要しますが、核スピンが1のため、シャープなスペクトルを得ることができ、化学状態分析に適しています。
・天然同位体比約 92%の7Li は、核スピンが 3/2のため、ブロードなスペクトルとなり、状態分析には適しません。

本技術の特徴

6Li固体NMRによりLi3PO4の2種類のリチウムを分離して検出可能

・固体状態で非等価な2種類のリチウムが存在することを確認可能
・僅かな化学状態の違いを分離して検出可能
・ピーク分離・面積比から定量分析可能
7Li固体NMRではブロードなシグナルとなり化学状態を分離した観測が不可

KRIからのご提案

●貴重なサンプルの前処理を省き、分析に適した元素・核種に着目し固体NMRでそのまま分析可能です。
●LIB材料の化学分析、反応解析、劣化解析などへの応用が期待できます。
●微少量のサンプル分析でもご相談ください。
●Li以外の元素、溶液NMR、固体NMR、フィールドグラディエントを用いた特殊測定(DOSY)等、ご要望に応じて適した分析手法をご提案いたします。

この内容に関するお問い合わせ

構造制御材料研究部