保有装置

環境化学プロセス研究部

CO₂固体吸収材の評価装置

CO₂固体吸収材の評価装置

DAC条件での固体吸収材のCO₂吸脱着特性や耐久性を評価する装置です。
・グラムスケールの固体吸収材を用いる、・吸脱着におけるCO₂濃度の変化を連続的に定量できる、・供給空気の水分量(相対湿度)を調整できる、・再生は減圧と加温を組み合わせて行う、・昇温/冷却の応答性に優れている、・吸収〜昇温〜再生〜冷却の条件をシーケンスとして設定することで、連続的なサイクル運転ができる等の特徴を有しています。

触媒反応評価装置(グラムスケール)

触媒反応評価装置(グラムスケール)

粒状、ペレット状、ハニカム構造体などの各種固体触媒の反応評価装置です。ガス流量制御系と蒸発器、触媒加熱器、気液分離器、各種分析機器(GC、GC-MS、HPLCなど)から構成されています。反応管はガラス、石英、SUS製を保有しており、ご要望に応じて対応可能です。触媒のスクリーニング触媒のスクリーニングや反応速度定数の測定、物質収支など検討プロセスに応じた試験が可能です。反応速度定数の測定、物質収支など検討プロセスに応じた試験が可能です。

触媒反応評価装置(ベンチスケール)

触媒反応評価装置(ベンチスケール)

数100mlの触媒を使用できるベンチスケールの触媒反応装置を保有しています。
H₂やCO、CH₄などの可燃性ガスの供給にも対応可能です。200hr以上の昼夜連続試験も実施可能です。
BTX生成プロセスや水素化反応プロセス、CO₂転換プロセス等での運転実績があります。

急速加熱・流動床型反応装置

急速加熱・流動床型反応装置

固体の試料供給口、各種ガス・液体供給ライン、圧力制御系、気液分離系、積算流量計、オンラインガス分析計(GC)を備えた急速熱分解装置です。条件により、反応管内で試料を流動状態に保持し、分解を促進することができます。最大900℃、1MPa未満の条件で運転可能です。バイオマスや有機系廃棄物、プラスチックなどの急速熱分解、ガス化反応に適しています。

オートクレーブ

オートクレーブ

上限圧力20MPa、最高温度450℃で、内容積は120ccと500ccの2台を保有しています。バイオマス、石炭・石油重質油、有機物の分解(直接分解、加溶媒分解、接触分解、水素化分解)、精製(脱硫、脱窒素、脱芳香族化)による液化プロセス、並びに各種の有用化学品や炭素材の基本原料の製造プロセスの開発等に利用できます。有機合成にも利用可能です。

水蒸気雰囲気示差熱天秤(水蒸気雰囲気TG-DTA装置)

水蒸気雰囲気示差熱天秤(水蒸気雰囲気TG-DTA装置)

数10mgの試料に、各種のガスや水蒸気を導入しながら昇温し、重量変化および熱量変化を測定します。最高使用温度は1000℃であり、湿度は水蒸気分圧で44kPa程度まで制御可能です。吸着材のガスや水蒸気の吸着性能の初期的な評価等に利用可能です。

大型熱重量(TG)測定装置

大型熱重量(TG)測定装置

数10g程度の試料をそのままの形で測定カゴに入れ、各種のガス(窒素や空気等)や水蒸気を導入しながら昇温し、連続的に重量変化を測定します。最高使用温度は1400℃です。木材や炭素材料等の熱分解挙動の評価に適しています。

触媒評価装置(TPD-MS)

触媒評価装置(TPD-MS)

固体触媒の酸・塩基性特性を測定することができます。また、酸化還元特性やパルス法による金属分散度なども測定可能です。蒸気導入、トラップ回収ユニットも付属しており、様々な測定条件に対応可能です。検出器はTCDに加え、Q-Mass(四重極型質量分析計)を接続しており、ガス成分ごとの詳細解析も可能です。最高使用温度は1100℃です。

有機元素(CHNS/O)分析装置

有機元素(CHNS/O)分析装置

有機質試料を燃焼等により完全に分解し、含まれる炭素、水素、窒素、硫黄、および酸素の各元素の含有率(wt%)を定量します。
バイオマスや炭素質材料の組成分析を行うことができます。液体試料も分析可能です。

VMGSimプロセスシミュレータ

VMGSimプロセスシミュレータ

化学プロセス、バイオマスガス化・液化プロセス、石炭ガス化プロセス、発電プロセス、膜分離プロセス、蒸留プロセスなど各種のプロセス計算が可能です。実験室で取得した物質収支データからプロセス構築を行い、プロセスのフィジビリティスタディに必要な情報を提供します。