汎用ポリマーを用いたナノ粒子の分散技術

〜汎用ポリマーを分散剤に〜

背景

◆ 粒子の基本的分散技術  粒子をあるマトリクスに分散させる場合、一般に粒子表面と粒子を分散させるマトリクスの表面自由エネルギーはそれぞれ異なるため、粒子表面とマトリクスとの界面はエネルギー的に不安定となる。これを解消するため、粒子はお互いに集まることによって表面積を小さくしようとする(=凝集)。この凝集を抑制(=分散)するためには、粒子の表面自由エネルギーをマトリクスのそれに近づける粒子表面処理が有効であり、分散剤と呼ばれる高分子化合物や界面活性剤の吸着、無機粒子ならばシランカップリング剤処理が行われている。 ◆ ナノ粒子分散における従来技術の課題  例えば、同じ物質からなる1µ......

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