地球温暖化対策として、温室効果ガスの人為的排出量と吸収量（除去量）を等しくするネットゼロエミッションの実現が望まれており、これを2050年に達成するために国内外・産官学民を挙げて技術開発や社会実装への機運が高まっています。KRI環境化学プロセス研究部では、従来より環境化学・化学工学の知見をベースに化学プロセスやエネルギーマネジメントの技術開発に取り組んできましたが、カーボンニュートラル（CN）プロセスの開発支援へより一層注力すべく、2023年4月よりCNプロセス研究室を立ち上げました。大気中からのCO₂回収技術、バイオマスや廃プラのカーボンリサイクル技術を中心に、CN......