●化合物の構造式や物質の組成から物性を推算することが可能
●屈折率および溶解パラメータ(SP値)の推算は実績あり
●その他の物性についても統計的手法により推算式の構築が可能
目的・背景
●材料設計、分子設計の際に、あらかじめ物性が推算できると材料設計には非常に有用。
●簡便に材料の物性を推算するシステムを構築し、材料設計の一助となることを目的とする。
本技術の特徴
既知化合物、既知物質の物性データを統計的に解析し推算式を構築
◆屈折率およびSP値では化合物を原子団に分解し、原子団の種類と数から推算する式を構築済み。
例えば下記化合物のSP値=a×1+b×1+c×2+d×2+e×1+f×1
例えば下記化合物のSP値=a×1+b×1+c×2+d×2+e×1+f×1
◆SP値の推算法はJSOL社の材料物性シミュレーションソフトウエアJ-OCTAに搭載されています。
◆屈折率、SP値以外の物性についても、原子団、組成、加工条件などからの推算式を構築可能です。
・『重回帰分析法による溶解性パラメータ推算法の構築』第23回プラスチック成形加工学会 年次大会 2012年6月12日
・『原子団分解による屈折率の推算法』 化学工学会 第44回秋季大会、2012年9月21日
・『原子団寄与による新規溶解性パラメータ 推算法(KRI-NIWA法)の開発』 J-OCTA技術交流会2012 2012年12月3日
今後の展開/KRIからのご提案
●屈折率、SP値に基づく材料設計
●その他の物性の推算式構築、およびそれに基づく材料設計
特許5503199、特許5714269