プロセス制御による機能性材料の性能向上

〜Li-Nb-Ti-O:Eu3+蛍光体〜

  • ●材料物性と結晶構造の関係を解明し、材料物性を向上
  • ●プロセスを簡素化し、低温焼成による環境低負荷プロセスを実現

目的・背景

背景

  • ・Li-Nb-Ti-O固溶体は超構造を持つ材料
  • ・歪エネルギーを内在した超構造形成は、従来の材料にない高い性能を発現
  • ・Li-Nb-Ti-O固溶体:Eu3+は近紫外励起の赤色蛍光体
  • ・市販赤色蛍光体の2倍を実現(図1)

目的

  • ・焼結助剤、焼成条件、焼成方法による結晶構造と発光特性の関係解明(図2)
  • ・プロセスの簡素化と発光特性向上

本技術の特徴

焼結助剤、焼成プロセスの検討により、蛍光特性の向上

  • ・焼成プロセスの最適化により、発光中心となるEu3+の固溶タイミングにより、発光強度に変化があることを究明。
  • ・超構造という特異構造との両立を実現。
  • ・焼成時間の短縮を実現。

KRIからのご提案/今後の展開/期待される成果など

  • ●KRIからのご提案
    -プロセス構築
    -新規材料開発への展開
    -構造と物性の関連性究明による材料設計
  • ●今後の展開
    誘電体材料、圧電材料、熱電材料へ応用
  • ●期待される効果
    環境低負荷、材料設計指針の獲得、性能向上

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スマートマテリアル研究センター