マイクロ流体制御技術の特徴
①システムが小型
②検体量が微量(数μL)でよい
③測定時間が短い
応用例
応用例① バイオセンサシステムの要素技術開発
研究用途向けにお客様のニーズに合ったマイクロ流路技術を使った様々なシステムを開発します。
<提案1 薬物動態評価>
細胞・組織などをマイクロ流路内で培養し、薬物の効果を調べるデバイス開発を行います。
<提案2 高感度検査>
対象サンプル(DNA,RNAなど)をマイクロ・ナノスケールの微小空間に分配、増幅することで高感度な検出が可能となります。このような高感度デバイスの開発を行います。
<提案3 磁気検出>
牛乳などの不透明な液体中の特定物質を光学検出する場合、前処理が必要で専門知識をもった技術者しか検査できませんが、磁気検出では、不透明な液体のまま物質の検出が可能のため前処理を不要化でき、デバイスの小型化に寄与します。
応用例② 医療・ヘルスケア領域
マイクロ流路の小型かつスピーディな計測という特徴を生かして、唾液を用いて一般消費者が使用可能な未病検査デバイスを開発します。
応用例③ 食品・畜産領域
食品加工工場での品質検査、畜産における妊娠検査等においては、多くの場合、検体解析を分析センターに依頼しているが、結果判明まで数日を要するため、処置が遅れてしまうリスクがあるが、本技術により現場で即時に検査結果が得られる。
マイクロ流体システムの主な要素技術
これらの要素技術を組み合わせてシステムを設計
KRIの強み1 理論計算に基づく送液制御
<段階送液・計量>
液体の表面張力と流路壁の関係によって生じる圧力を利用して、液体の停止・移動を自在に制御する
<応用例:高速DNA増幅>
現行のDNA増幅では検体に対して温度サイクルをかける必要があり、時間を要する。マイクロ流路では低温・高温領域に対して液体を移動させることで従来法より高速でDNA増幅を行うことが可能となり、検査時間を短縮できる
KRIの強み2 量産経験者による量産化支援(コンサルティング)
・マイクロ流路の設計だけでなく、コストを考慮した材料選定や検出系のご提案が可能です。
・プロトタイプの完成後、量産するにあたって実績のある委託先をご紹介することが可能です。