電極触媒層の評価解析技術

電気化学的手法による酸素還元反応の反応電子数解析や表面吸着の影響評価手法を提案します。

目的・背景

電気化学リアクターの電極材料開発を支援するために、電極や電解質材料の微量サンプルや、室温から200℃での評価、反応電子数の解析等様々な用途に役立つ評価解析技術の検討を行っています。

近年、固体高分子型燃料電池において触媒表面に吸着した水が酸素還元反応に重要な役割を示すことが明らかとなってきています。

本技術の特徴とご提案

①親水、疎水性反応場の構築 - 微小電極を用いた反応解析 -
  微小電極を用いて高粘度、高抵抗サンプル(疎水性アイオノマー等)評価が可能です。 
     高温(〜200℃)、減圧条件下の測定により水の影響の解析を行います。

②触媒表面状態の把握 - QCMを用いた表面状態解析 -
    EQCM法(水晶振動子マイクロバランス)を用いた電極表面の酸化物量や吸着物質を
              組み合わせた反応機構解析が可能です。

この内容に関するお問い合わせ

水素デバイスプロセス研究部