食品に混入したカビの検出と識別 〜PCR法を用いた迅速検出〜

食品の原材料および製造過程において、迅速に標的のカビを検出します。

目的・背景

●食品の原材料および製造過程におけるカビ汚染の検出は、衛生管理、品質管理、食中毒防止において重要です。
●DNA検査に利用されているPolymerase chain reaction (PCR) 法を用いて迅速に標的のカビを検出します。

本技術の特徴

1.PCR法を用いてDNA断片を迅速に100万倍まで増幅できる
・DNA断片が2時間で1、048、576倍合成される。
・増幅量から元のDNA量を推定できる。
2. PCR法を用いてDNA配列を高感度で選択的に増幅できる
・目的の生物のDNAだけを選択的に増幅し検出・定量できる。

KRIからのご提案/今後の展開/期待される成果など

製造過程におけるトラブル防止と歩留りの改善

①お客様の製品の品質管理において、品質の良否に影響を与える微生物を同定し、定量的に検出する系を構築します。
②製品の品質に寄与する微生物の存在量・活性と品質の関連を統計的に解析する事によって、構築した検出系を評価改善します。

この内容に関するお問い合わせ

センシングバイオ研究部