●炭素骨格に直接結合した亜リン酸末端の応用による新規なプロトン伝導膜
●100℃での無加湿駆動が可能なプロトン伝導膜
背景と目的
各種燃料電池の低コスト化のために、発電制御用センサー及び、ポンプなどを排除したシンプルな発電系の構築が求められています。これら課題を解決するため、無加湿下で駆動可能な電解質膜が要求されています。さらに、スタック化に耐える膜強度が必要とされます。
本技術の特徴
亜リン酸基が炭素骨格に直接結合した有機無機複合材料
- (1)亜リン酸基導入による任意温度下でのプロトン伝導性付与
- (2)エステル、エーテル基を含まない事による耐酸、耐ラジカル性付与
- ■無加湿下で稼動 → コスト低減化
- ■水の脱離は認められず、350℃付近まで熱的に安定 → 耐久性向上
- ■ 80℃以上でも稼動可能 → 触媒の高効率化・耐CO被毒効果
KRIからのご提案
- ・無加湿・高温駆動を目的とする新規プロトン伝導膜の開発
- ・新規固体電解質を用いたPEFC/DMFCシステムの開発