目的・背景
- KRIでは独自の修飾セルロースナノファイバー(CNF)作製法を開発しています。
- 新規添加剤の作用によって、有機修飾CNFの解繊・修飾効率を劇的に改善し、より細いCNF形成が可能な新規プロセスの開発に成功しました。
- 本技術は、木質バイオマス研究の新たな展開に応用します。
本技術の特徴
1.安全・安価な添加剤
- ・安全性、環境影響が評価済みの安全・安価な展開剤で劇的なプロセス改善に成功
- ・室温1〜2時間撹拌の省エネプロセス。特別な前処理、後処理が不要
2.簡便で劇的な化学修飾効率の改善
- ・多様な有機修飾基への展開。従来困難であった対象への適用拡大が期待
- ・従来法に比べ繊維径の細いCNFが形成可能
KRIからのご提案
- 有機修飾CNFの省エネルギー高速解繊・修飾技術を開発しました。
- 均質なアシル化ナノ細線CNFとすることで透明成型体への利用が期待できます。
- CNF添加量低減でも十分な補強効果の発現が期待されます。
- 解繊度と修飾度の独立制御が期待できます。