メカノクロミック材料の開発

ストレス感知インテリジェントポリマー

  • •材料の損傷により発色して、部材の劣化、ひずみ、ひび割れなどのストレス部位を知らせるストレス感知ポリマー
     材料
  • •構造物表面の劣化を検出できるセンサー塗料の開発など

目的・背景

  • ●構造材や被覆材などの維持管理について、信頼性が高くより効率的な劣化検出・劣化診断技術の開発が強く望まれている。
  • ●劣化部位を事前に特定できないような材料の弱点部分を広くカバーして適用することができ、わずかな劣化やストレスによって発色して(メカノクロミズム)その部位を“目視”で検知できるようなセンサー材料が期待されている。

本技術の特徴

1.ポリマーの一次構造にクロミック機能
  • •引張応力が直接的にポリマー構造に作用することにより発色が起こるため、応力・ひずみに対する応答が速い
  • •クロミック機能は有機色素骨格が担っており、わずかな劣化・変状に対して鋭敏に発色

2.一般的な樹脂への展開
  • •エポキシ、ウレタン、アクリル、シリコーン樹脂など汎用樹脂に適用でき、被覆/塗膜/接着用など広範な用途展開が可能

KRIからのご提案/今後の展開/期待される成果など

ストレス感知に続いて、劣化・損傷部位を自己修復可能なインテリジェント材料の創製

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スマートマテリアル研究センター