- 特定構造の樹脂を用いることで、蓄熱材の放熱温度が制御可能になりました
- 容器不要で液体の漏れ出しを防止でき、様々な形状へ成形可能です
目的・背景
- ●潜熱蓄熱材は、畜エネルギー技術や冷却技術として有望であるにも関わらず、液体の漏出など実用上の課題があります
- ●安価な樹脂と組み合わせることで、使い勝手を良くし課題解決の方向性を見いだしました
本技術の特徴
1.放熱温度の制御
- 特定構造の樹脂を蓄熱材と混合するだけの簡便なプロセスで、配合を変化することにより放熱温度を制御できることを見いだしました
2.液体の漏れ出し防止と各種成形体への応用
- 開発した樹脂/蓄熱材の混合物は、蓄熱材の融点以上でも液体が漏れ出さないため、容器不要で様々な形状へ成形可能です
KRIからのご提案/今後の展開/期待される成果など
- ●蓄熱温度と放熱温度を顧客要望に合わせた蓄熱材の設計、開発をさせて頂きます(温度幅10〜120℃程度)。所定温度以下で発熱する保温材や吸熱を活かした冷却材等、電子部品、自動車部品、建材等への幅広い展開が期待
- ●容器不要で蓄熱材の漏れ出しを防止できるメリットを活かして、射出成形等で部材を成形など