背景・目的
新機能性材料研究部 上級研究員 中嶋 孝宏 LED照明、ディスプレー、プロジェクターなどに使われる光学部材は光を透過することが重要で、それに加えて、最近では機器の小型化や高性能化に伴って熱の問題が顕在化しており、熱伝導性を高めることも要求される。このような要望に対して、例えば、透明なセラミック材料が使われているが、高価であることや、形状の自由度が小さいことなどが短所である。樹脂は、セラミックに比べて安価かつ成形加工性に優れるが、樹脂に熱伝導性を付与するためには、高熱伝導性のフィラー(カーボン系や窒化ホウ素など)を高充填する必要があることから光の透過性は損なわれる。本研究では、樹脂の光透過性を......
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