近年の微細加工技術の進展により、マイクロエレクトロニクスやパワーデバイスなどの高性能化・高密度化・小型化が図られ、デバイスからの発熱は増加の一途にある。これまでは、熱対策としてヒートパイプなどが多く使用されていたが、徐熱の問題は一段と深刻になってきており、革新的な熱輸送冷却技術の開発が待たれている。 KRIでは、従来からマイクロポンプを用いた水冷の研究をおこなっていたが、期待された冷却性能が発揮できない上に、ポンプを作動させる消費電力の問題があった。 これらの問題の解決策として、KRIでは新規な磁性流体を用いた循環熱輸送デバイスの研究を進めている。磁性流体は......
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